ネギアザミウマ
【被害と症状】
- 最上位葉の伸長していない若い葉の付け根や展開できていな捻じれた葉などの内側に侵入し、葉が伸長してくるとカスリ状の吸汁痕が見えます。
- 地上部では、食害による直接的な被害はほとんどありませんが、降雨があると春腐病が吸汁痕から感染し、葉鞘内部を伝って鱗球へ拡大して球割れなどを引き起こす原因の一つになります。
- 目に見える被害としては、収穫乾燥後の保管している側球(鱗片)の保護葉内に潜り込んで吸汁加害し、鱗片表面がサメ肌やケロイド状に褐変するものです。葉鞘が裂けた鱗球(割れ球)で被害が多く、保管庫周辺の雑草などでのアザミウマの発生が多い年では被害が多発します。
【対策と防除】
- 有効な殺虫剤を散布しましょう。
- 保管庫にニンニクを入庫する少し前までに、保管庫周辺の除草をしましょう。
おすすめの農薬
- ハチハチ乳剤