methodにんにくの病気と対処法

葉枯病(はがれびょう)

にんにく病気 葉枯病の特徴・対処法 にんにくの栽培方法と育て方のコツ  葉枯病の特徴・対処法

【病原体】

  • 糸状菌(カビ)の一種で、ネギ属植物以外にも多くの植物に感染します。

【診断のポイントと症状】

  • 主に、葉に病斑ができます。
  • 稀に、収穫した側球(鱗片)に暗赤紫色の乾腐病斑を生じることがあります。
  • はじめ白い円形~楕円形の小さな斑点を生じ、やがて1~2cmの病斑になります。
  • 気温が高めの時は中央部が赤紫色の紫斑型病斑となり、やや低温の時には中央部が淡褐色のままの黄斑型病斑となりますが、2種類が混在して発生する場合も多いようです。
  • 湿度が高い時は、病斑上には黒い粉状の胞子(分生胞子)が形成されます。
  • 病斑が多数生じて数珠状に連なったりしてくると、葉は黄変して枯れあがります。
  • 圃場の湿度の高い箇所などで発生して発病株が増加すると、坪状に黄変して発見しやすくなります。
  • ニンニク品種で発生に差異があるようです。福地ホワイトに比べて、葉色が濃い品種(例えば、富良野や八幡平など)は発生が少ないようです。

【発生の原因】

  • 最高気温が20~25℃前後で推移するようになると発生が急増してきます。
  • 湿度が高くて、降雨が続くようなときには急増します。
  • 圃場周辺に葉枯病が発生したネギなどがある場合は、多発生になる傾向があります。

【対策と防除】

  • 早期発見に心掛けて、病斑を見つけたら、速やかに有効な殺菌剤を丁寧に散布します。
  • 圃場に坪状にみえる時には、より効果の高い殺菌剤を選択しましょう。
  • QoI剤を散布した圃場で葉枯症状株が急増する場合があるので、その後の発生に注意しましょう。
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